「ベルトのサイズが合わなくなった」
「お気に入りのベルトのサイズが小さい」など
そんなお客様の要望に応えた職人技。

要望例
この雰囲気のまま17cm伸ばしたい。

革の感じ、割れ方、質感をなるべく忠実に新たに作成しました。

手前が新たに作成した帯です。
まさに職人技です。
ほとんど見分けが付きません。

頭の部分に小判穴をあけて『伸ばし作業』の開始です。

革の割れ目に沿ってハギ（つなぎ）をします。
ここにも職人の技が見られますね。

そうすることにより、ハギ（つなぎ）目がほとんど分からずより自然な感じになるのです。

あえてベージュの糸でハギ（つなぎ）目を縫いました。
縫い終えた後糸に色を付けてなじませます。

これで完成です。
ほとんどハギ（つなぎ）をしたのが分からないほど自然に伸ばす事ができました。

“一流の職人技”が光ります。

要望例
幅30mm、全長90cmのベルトを全長108cmにしたい

極力同じ雰囲気、色、つや、シボ感の革を用意します。
裏側にもこだわりをもって揃えるように努力します。
同じ幅で帯を作成して、全体の雰囲気を壊さぬように繋ぎ合わせます。

18cm伸ばしました。
ステッチ（ミシン）も同じようにかけ、なるべく違和感のないように仕上げています。

又、裏側も丁寧に「ハギ」でつなぎ合わせ、ベルトをした時に引っかかりのないように作業します。
バックル側は目立たないように「ループ（サルカワ）」の下に隠してあります。

その他ベルト帯の伸ばし例として間に違う色の革をはさむ作業方法もあります。